最近、One-77や、V8 VANTAGE S等・・話題のニューモデルを次々と発表しているアストンマーティンだが、梅雨明け直前の都内某所でニューモデル「Virageヴィラージュ」が披露された。
「ローンチパーティー」直訳すると新車発表会・・という事なのだろうが、決定的に違うのが、この場に参加できるのは限られた方のみというプレミアム性である。
つまり、有名デパートでいう外商顧客のように、既にアストンを購入していただいている重要顧客をメインに「ご招待」という趣旨らしい。
ゆったり、おちついた雰囲気で「おもてなし」をし、最新のクルマを眺めながら語り合う社交場・・・という雰囲気であった。
この参加者限定のパーティにアトランティッカーズ様のご厚意で参加する事を認めていただいた。セレブなパーティーに失礼のないよう服装を整え!? 潜入取材を行った。
まず驚いたのが駐車場。年代物のDB6から、DB9、DBSまで色んな新旧アストンマーティンが勢ぞろい・・・日本中のアストンを数えても希少なのに、ここ港区の限られたスペースにこれだけ集まるとは・・アストンユーザーの関心の高さがうかがえます。
会場は白金「八芳園」。純和風なのに、英国車のアストンがそこに鎮座しても不思議と違和感がない・・・日本の伝統美と、ブリテッシュデザインのコラボが融和しなんとも美しい・・・。
今回新発表のヴィラージュは、現行DB9が日常の通勤や街乗りを主にオールマイティな走りが楽しめるクルマだとすると、サーキットに持ちこんで全開で走ってみたい衝動にかられるスポーティーなDBSまで気合いを入れなくとも、オンオフどちらも楽しめてしまう、DB9とDBSの間に位置するモデルであり、乗り手を選ばない贅沢なクルマであると感じた。
日本車のマーケットに照らすと、日本製スポーツカーに競合する車種は皆無。輸入車であえて言うなら、マセラティやフェラーリといったイタ車がスペックや価格帯から比較できる車種はあるが、なんといっても価格や、性能を度外視した、アストンならではの造形美とスポーツカーらしさ、それでいて気合いを入れて格好を気にしなくても普通に乗れてしまう手軽さを持ち合わせたスーパーカーはそうはない。
セカンドカーをフェラーリやランボルギーニからアストンに乗り換えるユーザーが多いのも頷ける。
エンジンは6リッター、V12気筒490bhp。充分過ぎるパワーに官能的なエクゾーストノート。室内はアストンならではのエレガントな空間に満たされ、いつまでもどこまでも走り続けていきたいような雰囲気をかもしだしている。
是非、一度麻布台ショールムに足を運んでいただき、日本に居ながら英国の新しい風を感じる事ができる心地よい空間「Virage」を体験してほしい・・・。
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