「日本を元気にする応援プロジェクト」をスローガンに三回目の開催となるラリーニッポン。
国立劇場、赤坂サカスに続き今年は靖国神社をスタート地点とし、1都1府6県をまたにかけ京都上賀茂神社を目指す。
早朝の靖国神社には和の建造物に妙にマッチするクラシックカー達約70台が集まった。
日本を代表する世界遺産や文化遺産をランドマークに3泊4日にわたり技術遺産であるクラシックカーとともに素晴らしい日本を再認識するべく全行程1,000kmを走破する長い旅が幕を開けた。
ここでラリーニッポンのレースレギュレーションをご説明。
【1】1974年12月31日までに製造された車両
【2】レプリカモデルの参加は不可
【3】陸運局から認可を受けたナンバープレート取得車両に限る
(実行委員会で認められた車両であればどなたでもエントリーは可能となる。)
競技内容について、
ドライバーとナビゲーター2人1組でコマ図に沿った走行ルートをはじき出し、ゴール地点を目指す。途中には数か所のチェックポイント(CP)が用意され、各CPごとに予め設定されたタイムにどれだけ近いタイムで通過できるか計測器を使ってチェックする。そして、総合それぞれの区間順位を競う。
スピードを競うレースではないので自分のペースで無理なくドライブを楽しみつつ、CPでは高性能な計測器を使ってタイムアタックする参加者も少なくない、真剣勝負がまた楽しい。
参加者たちは自慢の愛車とのドライブはもちろんのこと各地の食や文化、人との触れ合い、苦楽!? を共にする参加者同士の交流を楽しむことがこのレースの醍醐味。
我々ギャラリーにとっての正しい楽しみ方は、同イベント常連でもあるモータージャーナリスト九島氏のコラムによれば、「年代を超えたクルマ達が一堂に介するまたとないチャンス!、ミュージアムを転々と廻らずにして一か所に集まるのだから壮観です。是非スタート地点、中継地点、ゴール地点に足を運んでクルマの素晴らしさを肌で感じてください!」とのことだ。
めったにお目にかかることはないであろう「エキゾチックカー」が集結する同イベント。
主催者、参加者、ギャラリーみんなでエントラントとして楽しみつつ、先人が残してくれたクラシックカー文化をますます盛り上げ、守っていっていただきたい。
主催:ラリーニッポン2011実行委員会
取材協力:モータージャーナリスト九島辰也
special thanks:Evita
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